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アクティングスタジオ,山口 太郎/俳優

間違いなく『武器』は増えます

山口 太郎

僕はおおよそ4ヶ月間、このLessonを受けてきました

今までの僕の演技の大半は「形」から作り上げるもの。

まず台本を読み、解釈による動きと喋りを作り、その中で感情を作っていく。
でも今までやってきた事を「空手」に例えると「太極拳」、カンフーで言うなら「外功」に対して「内功」を身につけたくなるのは格闘家なら必然!!
………あっ、俳優の話かっ! (^O^)

これがこのLessonを始めた理由。
…単純でスイマセン!

まぁ正直「method」と言われるものが「内面から作る演技論」と言う事は前々から知っていたし、以前に触れたそれは、浅く、しかも中途半端だった為に、むしろトラウマとして残っていました…。

問題は…以前は何故トラウマになったか!?

それはやっている事が抽象的で、会得しようとする為の方法が見えなかった事

それを実際の現場で使う時の「使い方」が見えなかった事…。

つまり、やってる事の「意味」も「目的」も見えず、その為に悩み続けていたと言う事。

そう考えると誰だって嫌になるでしょ!?
それが僕を「method」に触れにくくしてる最大の理由でした。

しかし…あれから随分経って、「今なら理解できるかも!?」と思い一平さんのLessonの門を叩きました。
そしたら………意外にも面白い事っ!! p(^^)q
何がって!?
だって、スッゴク具体的だったから!

僕自身が理屈で解らないと納得できないタイプなんだけど…「どういうものを身に付けるか!」「その為に行う『三種の神器』!」「訓練の方法!」など…目の前にある「ヤルべき事」が非常に具体的だとこうもモチベーションが上がるものかと思いました!

そしてもぅ一つ…
ここで身につけたものを、舞台、TV、映画など実際の現場でどう使えばいいのかという事もハッキリと解りました!
テンポ重視、形重視の現場では難しいと思われ勝ちな部分もありますが、ここでは「表に出す(表現する)感情表現」が大前提ですから、「今…(自分の中では)もの凄い感情来てたんだよねぇ」という言い訳は通用しません!

逆に言えば、「あくまで表現する事の為に全てがある」のですから、…その為にはどういうスイッチを用意したら良いのか?

…その為にはどういう「感情の爆弾」用意したら良いのか?それを用意して臨んだ芝居は、「natural」ではあっても決して「素」にはならないという事。
ここで、僕の中にあった誤解も解けました!
理由は簡単!「method」と言えど、それはもちろん台本を解釈して「役」としてのキャラクターを把握した上で行うものだからに他ならない。
それがひいては「形」の豊富さにも連動してくるということでもある。

…そう、一平さんのLessonで「これはいい!」と思った事は、「内面発進の芝居」に固執する事なく『形(解釈)重視の芝居との連携の取り方』を教えてくれた事。

もちろん「形(解釈)」「内面」いずれも芝居を作る上では大切な事である。
ただそれは、一度知れば当たり前の事のように思うが…実はけっこう「外面からの発進」だけを考えて芝居をしている人は多いのではないだろうか。
少なくとも僕はそうでした。 (^O^)

そして上手い俳優の中には、「内面発進のやり方」を知らなくても、あまりに豊富な「形の引き出し」を持っている為にそれを感じさせない人もいる。
じゃあ逆に必要ないのか!?

…まぁ人によって考え方は様々だと思いますが…少なくとも僕は、「内面発進の作り方」を知った事によって…
役を作る上で「考え方の引き出し」も「表現の引き出し」以前に比べてはるかに増えました!!

「具体的だったから」迷わず、「形(解釈)との連携で教えてもらったから」今までやってきた事を否定する事もしないで済み…
この4ヶ月の経験は、俳優を続けていく上「とても大切な」経験となりました。

「敏感な楽器としての俳優の身体」を更に鍛え、「相手を察知するアンテナ」により磨きをかける…今も続けています。 o(^-^)o

長々と取り留めもなく話してしまいましたが…皆さんも良かったら触れてみてはいかがでしょうか?
間違いなく『武器』は増えます!! (^0^)/

山口 太郎

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